141books

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元書店員による文学、旅行、音楽、映画等のご案内。

これであなたも明日から旅人 -今すぐバックパッカーになりたい!!-

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 この写真見て、

『あぁ』

となる人はやばいですね。

今はどうだとか、変わったとか、なんだかんだ言われますが、

タイはバンコクカオサン通りです。

 

全ての旅の始まりであり、世界で最大の安宿街と言われたタイのカオサンは今も健在です。クラブができても、音がでかくても、白人が乱痴気騒ぎしてても、相変わらずパッタイ屋(タイ風焼きそば屋台)はいっぱいあります。

初めてタイに行く人には必ずお薦めします。

慣れている人は「カオサンはなーw 遠いしなーw 変わったしなーw」という人もいますが、連れて行って満足しなかったことはないです。

「熱狂」があります。

最近ではロングラックゲストハウスという日本人宿ができてイケイケらしいです。

 

バックパッカー - Wikipedia

低予算で国外を個人旅行する旅行者のこと。バックパックリュックサック)を背負って移動する者が多いことから、この名が付けられた。

 

私自身も初バックパッカーはカオサンから始まったのですが、バックパッカーを知るための本、漫画、映画を紹介します。

 

1. 『アジアのディープな歩き方 上・下』(漫画)

これを読んだら半年以内に行きますよ。

今で紹介して10人に二人くらいそうでした。

主人公のあきおくんが脱サラして東南アジアをバックパッカーで旅する漫画です。そんな漫画ないですよ、他に。

アジアのディープな歩き方 (上)

アジアのディープな歩き方 (上)

 
アジアのディープな歩き方 (下)

アジアのディープな歩き方 (下)

 

 

なんと!Kindl版が出ていました。即ポチりました。

Kindle

アジアのディープな歩き方 上

アジアのディープな歩き方 上

 
アジアのディープな歩き方 下

アジアのディープな歩き方 下

 

 2. 『聖なるインド、はるかなネパール アジアのディープな歩き方』(漫画)

アジアのディープな歩き方の続編です。

あきおくんがついにはインド、ネパールまで行きます。

当時本屋で見かけた時は嬉しかったもんです。まだスマートフォンなんてない時代で、旅の情報が口コミでしたからね。インスタやらに上がらない生々しい旅のすったもんだを楽しめる漫画です。

 

聖なるインド、はるかなネパール―アジアのディープな歩き方2

聖なるインド、はるかなネパール―アジアのディープな歩き方2

 

 

3. 『ぢるぢる旅行記 総集編』(漫画)

これもバイブルです。怪しいインドをねこぢるが旅します。

見てトリップするダークなインドへようこそ。

ぢるぢる旅行記 (総集編)

ぢるぢる旅行記 (総集編)

 

 

 Kindle版ではインド編のみ読めます。

ネパール編は書籍版にしか載ってません。

 

4. 深夜特急 (小説)

バイブルです。旅をテーマにした代表作です。深夜特急の後に深夜特急はありません。

インドのデリーから乗合バスでロンドン目指す青年の話です。

一冊は薄いので読みお安いです。

 

香港編は主人公がギャンブルにハマるあたりが印象的です。返還前の香港の熱狂が感じられます。

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

 

 個人的にはこのマレー半島編が好きです。

バンコクからシンガポールまで電車で目指す。

マラッカ海峡がハイライトです。

 

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

 

 ようやくスタート地点のインドです 笑

 

深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

 

 一気に文化背景も変わり、旅の疲れもあって陰鬱で過酷な様相が感じられます。

まさに旅人って感じです。

深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

 

 5. 劇的紀行 深夜特急 (映画、ドキュメント)

知らない人も多いのですが、深夜特急にはなんとドラマ版が!

大沢たかおが演じています。

名作すぎて悶絶します。

マラッカ海峡の夕日、井上陽水のテーマソング、

 

劇的紀行 深夜特急 [DVD]

劇的紀行 深夜特急 [DVD]

 

 


「深夜特急」 井上陽水 - 積み荷のない船

 

 6.  バックパッカー読本 (ガイド)

高校生の時本屋で見つけて読みました。

まだバックパッカーという言葉が広くは浸透していない時、その存在に衝撃を受けました。バックパッカーのイロハが全て書かれています。

最新改訂版 バックパッカーズ読本

最新改訂版 バックパッカーズ読本

 

1998年当時のものです。

最新版とはだいぶ内容も変わってきました。

この表紙にこそバックパッカーの埃っぽさ、うだつの上がらなさ、倦怠感が現れていたと思います。

バックパッカーズ読本―究極の個人旅行ガイド

バックパッカーズ読本―究極の個人旅行ガイド

 

 

7. アジアの沈没地 (ガイド)

情報はかなり古いのですが、沈没家をまとめた本としては珍しいと思います。

アジアに限らず色々な沈没地があります。

カオサン、シェムリアップ、ファングーラオ、サムイ、パンガン、バラナシ...

パラゴン、クミコ、サンタナ、ツリーオブライフ、サハラホテル、スルタンホテル...

バンビエンやパイはこの本の時代にはまだ全く開拓されていませんでした。

また今日も世界のどこかで新しい沈没地や伝説の安宿が生まれているのでしょうね。

アジアの沈没地 (バックパッカーズ読本シリーズ)

アジアの沈没地 (バックパッカーズ読本シリーズ)

 

 

8.  世界最低愛悪の旅 (ガイド、小説、文庫)

旅作家といえば、沢木耕太郎、下川裕二、そして蔵前仁一です。

蔵前仁一は旅行人という旅雑誌を刊行していまして、当時は世話になったものです。

この本はそんなにヘビーな内容じゃなくちょっと笑えるエピソードを中心にしたライトな読み物です。ちょっとした時間の合間に旅の記憶を辿るのにちょうどいいです。

 

世界最低最悪の旅

世界最低最悪の旅

 

 

9. 12万円で世界を歩く (ガイド、小説、文庫 )

初めてこれを見つけた時ドキドキしながら買いました。

「俺は秘密を知ってしまった、だって12万円あれば世界のどこへでも行けるんでしょ!?こんなの学校も親も教えてくれてない!」

勉強させていただきました。

海外旅行は高くないという真実を。

12万円で世界を歩く (朝日文庫)

12万円で世界を歩く (朝日文庫)

 

 

 10.  ザ・ビーチ レオナルド・ディカプリオ (映画)

これを見たがためにタイの南の島に行くようなりました。

 ディカプリをがタイタニックの後に何するのかと思ったらバックパッカーものですよ。

監督はトレインスポッティングのダニ・ボイル!!

サントラはMOBY!!

カオサンから始まりピーピー島やパンガン島まで出てきてしまいます。

未だに見てしまいます。

 

 

ザ・ビーチ

ザ・ビーチ

 


ザ・ビーチ 予告編 -The Beach-

 


ザ・ビーチ (The Beach)

 

www.youtube.com

 

 旅関係はキリがないので今回はここら辺で。