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元書店員による文学、旅行、音楽、映画等のご案内。

かっこいい人のためのビートニク文学 -誰でもジョニー・デップになれます-

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ビートニク文学』

 

この言葉自体の持つ響き、その甘美かつ荒々しくも初々しいテーマは未だに私たちの胸を熱くさせる。

 

写真の『路上、初めてこの本を手に取った時、某ジャズとか雑貨とかかっこいい本が置いてる本屋だったんですけど(後の職場)、

 

ポップに書いてありました。

「この本を手に取っている人はなぜかっこいいんだろう」

 

迷わずレジに走りました。

当時20歳の青年は今かっこよくなれたでしょうか。

 

ということで、かっこよくなりたきゃ路上」を手にしろ!

から始まったのです。

そう、読む読まないじゃない!

手にすればいいんだ!!!!

 

試しに本屋に探しに行ってください。

そして持ってみてください。

絶対読めねーよ、こんな厚い本…!?

と、重みを感じているその姿、

確実にその姿、

カッコいいですよ?

 

 

ということでわがブックカフェのスタッフにビートニクって言ったら、

 

「知らないんですけど?肉ですか?肉は食べたいですよ?」

 

そう言われまして、必死に説明しても語彙力がないのか、時代か?いや、私より遥かに昔の時代だし、話術がダメなのか?なんなのか全くもって響かない、響かせられない。

 

・・・

 

ざっくり解説しましょう

 

三大ビートニク文学

これだけでいいので覚えてください。

かっこいいので。

 

1、ジャック・ケルアック 『路上』

 

2、ウィリアムバロウズ裸のランチ

 

3、アレン・ギンズバーグギンズバーグ詩集』

 

三大かどうかの識者のツッコミは勘弁してください。

 

これだけ覚えとけばいいのです。

なんなら読まなくてもいいです。

「ケルアック?あぁ、路上ね。」

バロウズギンズバーグ?ふふん」

と言っておけばいいのです。

「ヒッピー」とか「60-70年代」の話が出たら、

「あぁ、ビートね、ふふん」

でいけます。

 

できれば本棚に並べてください。

映えますから、自分自身の心に。

「路上」が部屋にある俺はデップだぜ。

 

 

 

そう、早い話、

デップです。

ジョニー・デップ

好きだったり、かっこいいと思った人は知ってください、ビートニク

パイレーツもカリビアンもハサミ持った男が好きな人も必ず知ってください。

まんまですから。

 

ビートニクがなんなのかわからなくて聞かれたら、

「あぁ、ジョニーデップのことね」

と言って私はオッケーです。

あ、こいつかっこいいな・・・!?

って思っちゃいます。

全く問題ないです。

 

さあ、これだけの説明を読んでしまったあなたは確実に、

かっこよくなりました!!

おめでとうございます。

明日から全ての道は「路上」です。

 

 

 では

 

 

1. ジャック・ケルアック『路上』

 基本のかっこよさです。

30ページ頑張ったらあとは映画見てください。

完全に読み切ったらビンテージのスコッチ奢ります。

オン・ザ・ロード (河出文庫)

オン・ザ・ロード (河出文庫)

 

 旧版の表紙の方が好みです。こっちの方がかっこよさ出てます。

路上 (河出文庫 505A)

路上 (河出文庫 505A)

 

 

2. ウィリアム・バロウズ裸のランチ

 一年間モロッコの安宿でつま先見ながらヘロイン売ってたおじいちゃんの代表作です。

かっこいいですよね。

裸のランチ (河出文庫)

裸のランチ (河出文庫)

 

 

3. アレン・ギンズバーグギンズバーグ詩集』

 「吠えろ」もしくは「咆哮」という有名な詩が入ってます。

暗記して聞かせてください。

かっこいいので。

ギンズバーグ詩集

ギンズバーグ詩集

 

 

4. 『オン・ザ・ロードサム・ライリー

ヒッチハイクして、酒飲んで、タバコ吸って、ヤクキメて、ジャズで踊って、セックスする話です。

路上の英訳はオン・ザ・ロードです。

2012年に映画化された時は興奮しました。

オン・ザ・ロード [DVD]

オン・ザ・ロード [DVD]

 

 

5. 『ビートニクジョニー・デップ

このイメージがあるからジョニーなんですよね。かっこいいです。

ビートニク [DVD]

ビートニク [DVD]

 

 

 6

 もう一人忘れてはならない、

チャールズ・ブコウスキー

酔っ払いです。

酒好きやバーテンダー様は知っておいてください。

どの題名もかっこいいので。

6. 『ありきたりの狂気の物語』

ありきたりの狂気の物語 (ちくま文庫)

ありきたりの狂気の物語 (ちくま文庫)

 

 個人的には旧版の表紙が好きです。

ありきたりの狂気の物語 (新潮文庫)

ありきたりの狂気の物語 (新潮文庫)

 

 7. 『ブコウスキーの酔いどれ紀行』

8. 『詩をポケットに入れて』

中島らもアメリカ版おじいちゃんといいますか。

死をポケットに入れて (河出文庫)

死をポケットに入れて (河出文庫)

 

9. 『くそったれ!少年時代』

くそったれ!少年時代 (河出文庫)

くそったれ!少年時代 (河出文庫)

 

 10. 『勝手に生きろ』

勝手に生きろ! (河出文庫)

勝手に生きろ! (河出文庫)

 

11. 『パルプ』

復刻しました。

パルプ (ちくま文庫)

パルプ (ちくま文庫)

 

 

12. 『町でいちばんの美女』

表紙がいいんですよ、これ。

町でいちばんの美女 (新潮文庫)

町でいちばんの美女 (新潮文庫)

 

13. 『詩人と女たち』

詩人と女たち (河出文庫)

詩人と女たち (河出文庫)